第5回「農にふれあう講座」が開催されました。

2025.06.15
6月15日、第5回「農にふれあう講座」が開催されました。
今回は3週間ぶりの開催です。その間にまだ小さかった夏野菜がすっかり大きくなっていて、来園した受講生はみんな嬉しそう。その後、前回除草した場所にびっしり生えている雑草を見て驚愕し、除草の大切さを実感していました。

まずは今の時期に現れる病気や害虫などの話からスタート。今日も時おり霧雨が降るような天候でしたが、天候によって虫や病気が発生しやすい時期があり、梅雨時は野菜の手入れや手入れの道具にも気を使わなければいけないなどの話を聞きました。また、農薬の代わりに使えるアブラムシ対策などの話しも。実際、公園に出ている病気やアブラムシの害にあっている野菜を前に、みなさん真剣に話を聞いていました。



次は、カボチャのツルを整理しました。今回栽培しているカボチャはあまり横に広がらない品種ではあるのですが、元気よくツルが横にも広がり始めていたので、歩く場所を確保するためにはみ出ているツルをみんなで切りました。すでに未熟ながら大きくなり始めているカボチャがゴロゴロしていて、みんなの期待も高まります。





続いて前回苗を定植したナスとピーマンの整枝です。ナスは3本仕立て、ピーマンは2本仕立てにするために枝を整理するという説明を聞いてから、余分は枝を切り落とします。といっても、特にナスは実際はどれを切っていいのか、なかなか見分けるのが難しく、みんなで確認しながら慎重に切っていきました。





ちょっと休憩をはさんで、再びこの時期に畑で気を付けたいことについての続き。収穫時期を迎えた野菜は、病気や虫以外にも、鳥や獣の害にも気を付けて、場合によっては対策をしなければならないという話を聞きました。実際カラスに突っつかれてしまったトウモロコシも見てもらいました。



さて、最後に大仕事。2週間前にみんなで除草した場所がまた草だらけになってしまったので、そこをまた除草します。次来た時にはそんなことにならないようにと、みなさん真剣にていねいに草を抜いてくれたので、終わった後はかなりきれいになりました。





最後に自分で野菜を栽培しているときに虫や病気の害に悩まされたらどうしたらよいかなどの参考資料をお渡しして、今日の講座はおしまい。ささやかな量ですが、今日収穫できた初物のナス、ピーマンなどを持って帰っていただきました。