第19回「農にふれあう講座」が開催されました。

2025.03.09
3月9日、第19回「農にふれあう講座」が開催されました。

前日の夜に大雪の可能性も予報されていましたが、幸いなことに雪は残らず、当日は朝からまぶしいくらいの日差し。そんな3月らしい天候のなか、昨年4月14日からスタートした「農にふれあう講座」が最終回を迎えました。

クワの練習からスタートしたこの講座。最終回の今回は、学びたいという要望も多かった土づくりを中心に行いました。有機肥料を使った土づくりの場合、前もって土に肥料を入れて熟成させる必要があり、4月スタートの講座ではタイミングが合いませんでした。そのため事前にスタッフが行っておいたのですが、今回やっと、来年の野菜作りに向けての土づくりを体験していただくことができました。

何も作物がなくなった広い圃場に、みんなで米ぬか、バーク堆肥、鶏ふんをどんどん撒いていきます。重たい堆肥の袋に悪戦苦闘したり、風に吹かれて米ぬかまみれになったり。なかなかのハードワークでしたが、助け合って何とか乗り越え「体がポカポカに温まった!」と笑顔で休憩となりました。



しかし、撒いて終わりではありません。少し休憩してから、次はせっかく撒いた肥料が風に飛ばされないように、土と混ぜていきます。クワやスコップなどで土をザクザクしていきます。この公園では一番広いエリアでしたが、みなさんとても頑張りました。



作業を終えた後は、今年から特任アドバイザーをお願いしている八王子の有機農家の鈴木さんから、有機肥料を使った土づくりの考え方や1年を通してのお話しなどをいただき、本日の大きな作業は終了。



いよいよお楽しみの収穫です。今回は越冬野菜である「のらぼう」とすっかりおなじみになった「スティックセニョール」の収穫。江戸東京野菜である「のらぼう」はあまりなじみのない野菜なので、その説明を聞いてから、今日は真ん中の大きな芽を摘芯を兼ねて収穫しました。





スタッフが事前に収穫しておいたネギも合わせて本日も恒例の宝分け。最後のじゃんけんを終えたら、いよいよ修了式です。



特任アドバイザーの鈴木さんから再度振り返りのお言葉をいただいたあと、園長からそれぞれに修了証が渡され、1年間の講座が無事終了しました。



みなさま、野菜作りを楽しんでいただけたでしょうか。卒業してもいつでも公園に遊びにきてください。おつかれさまでした。