第13回「農にふれあう講座」が開催されました。

2024.11.04
11月3日、第13回「農にふれあう講座」が開催されました。
前日の雨から一転、まさに秋晴れ!といった青空でしたが、畑は昨夜の雨の影響で水分多め。そのため、掘り起こしたり耕したりする作業はできません。そこで、本日は除草や間引きといった手先を使う作業を中心に行いました。

まず、ぐんと成長したブロッコリーやカリフラワーがトンネルの中で窮屈そうになってきたので、ネットを外します。長いネットは設置するにも外すにもスムーズに行うには手順が大事です。みんなで協力しあって外し、さらに次に使うときに使いやすいように畳んでいきます。

また、ネットを外すとその中で育っていた雑草も目に付くようになるので、みんなで除草もします。



次にはカブの間引き。残すカブも一緒に引き抜いてしまわないように慎重に間引いていきます。この時も、雑草があれば取り除きます。農作業は除草にはじまり除草に終るといっても過言ではありません。早く終わった方は隣のネギの方の雑草も気にして率先して抜いてくれました。





そしてお楽しみの収穫。まずは茎ブロッコリーの最初にできる花蕾を摘み取っていきます。これをすることで、脇芽が生長し始めて本格的な収穫ができるようになるのです。当然切り取った花蕾はブロッコリーのようにおいしく食べられます。

次にコマツナ。畑ではスーパーでよく見かける一般的なコマツナと世田谷区近辺でずっと作り続けられていた昔ながらのコマツナを栽培しています。同じ日に種まきをしたのですが、在来のコマツナの方が成長が早く収穫の時期になりました。在来のコマツナは見た目の色や葉の感じがとても柔らかで流通には向かないことなどを聞き、一般的なコマツナとの違いを実感しながらの収穫です。



さらに、収穫した場所にもう一度コマツナの種まきもしました。みなさん種まきはもうお手のもの。成長が早い在来のコマツナは、今種まきすればお正月頃にはまた食べごろになっているかもという話に、年末の食卓を考えながらあっという間に終わりました。



湿った畑での限られた作業でしたが、それでもひと通り終える頃には、ちょうど良い時間になっていました。最後は恒例の宝分けでおしまい。間引いたカブもあるので、今日は葉物が盛りだくさん。おいしく召し上がってくださいね。