第12回「農にふれあう講座」が開催されました。

2024.10.20
本日10月20日、第12回「農にふれあう講座」が開催されました。
夏日だった昨日から一転、冷たい風が吹く寒い朝を迎えましたが、講座が始まるころには天気は回復し、秋らしい陽気になりました。

今日は、まずは夏の終わりに植え付けや種まきをした秋冬野菜の追肥からスタートです。ブロッコリーやカリフラワーなどはトンネルが窮屈に見えるほどの成長ぶり。キャベツや白菜も葉が巻きそうな気配です。そこで、収穫までに一段と大きくなってもらうために追肥を行いました。



肥料も大事ですが、今は虫食いの被害にも合いやすいタイミング。トンネルをあけて、葉に穴のあいている株に虫がひそんでいないか、よく観察します。みなさん恐る恐る葉をめくって、虫探し。葉と葉のあいだに寝ている芋虫を見つけるのは至難の技のようでした。

次いでダイコンとカブの間引き。こちらにも虫の被害がちらほら。間引きながら、中心の生長点を食べてしまう厄介な虫がいないか、目を皿のようにして観察します。そのうち葉に包まって身を隠している小さい芋虫を見つけるのがうまくなり、あちこちで「いたっ!」と声が上がっていました。



そして、いよいよ前回予告があった大物の収穫。
春に植え付けてずっと畑の一角を占めていたラッカセイとサトイモを収穫しました。ラッカセイは地上部の茂みをめくると、地面の中からふっくらとしたサヤが顔を出します。あまりなじみのないその光景に歓声が上がりました。

大人の背丈を越える大きさに成長し、畑のランドマーク的存在になっていたサトイモは、まずその大きな地上部をカット。簡単には抜けないほど立派な根元を、スコップでぐるっと掘っていきます。親芋は赤ちゃんの頭くらいの大きさに育ち、その周りには子芋、孫芋がたくさん。個体差があるので、一度集めてみんなで宝分けにしました。



これから秋冬野菜の収穫が本格化してきます。