第5回「子どものための農業体験教室」が開催されました。

2024.06.10
6月9日、第5回「子どものための農業体験教室」が開催されました。

今回は麦刈りに挑戦です。昨年の秋に地域の方に種まきをしていただいた麦が、緑色から黄金色に変わり、ちょうど収穫時期になりました。そこで、今回はいつも使わないノコギリ鎌を持って、麦刈りをしました。


小麦の茎は実はかなり硬く、ノコギリ鎌の刃をうまく使わないと上手に切れません。初めての道具を使うのは難しく最初は戸惑っていた子どもたちも、何回かやるうちにコツをつかみ、次第に上手に切れるようになりました。

また、麦は刈って終わりではありません。その後束ねて園内にある干し場に干して…という作業が続きます。それも少し体験してもらいました。普段食べているうどんやお菓子の材料となる身近な小麦がこんな感じで収穫されることを実感してもらえたでしょうか。


さて、次はぐんぐん育っている野菜のお世話です。前回はまだ子どもたちより小さかったトマトも、もうみんなの背丈を超える大きさに育っています。そのトマトが倒れないように、支柱に結び付ける作業をしてもらいました。前回は麻ひもを使って結ぶ体験をしましたが、今回は昔、農家さんではよく使われていたワラを使って結んでもらいました。

ワラは稲の茎です。小麦の茎との違いを感じたりしながら、まずはピンとしたワラを柔らかくするためにゴムハンマーでたたいたり、みんなで踏んだりしました。さらに水につけると…さっきまでピンとしていたワラが、紐のようにしなやかに。それを持ってトマトの畑へ。本当に使えるの?と半信半疑だった子どもたちも、実際に結んでみるとひもよりも結びやすい!など新しい発見に大喜び。麻ひもは苦手だけどワラは大好きという子もいて、どんどん結んでくれました。


最後はお楽しみの収穫。今回はズッキーニとナス、ピーマン、トマトを採りました。ズッキーニは今が旬!今回は色や形も様々なズッキーニを植えたので、まるで緑色の巨大なバットのようなものや丸くて薄緑色のまるでカボチャのようなものなど、色々な色と形のズッキーニが収穫できました。それをみんなで仲良く分けて、じゃんけん大会。勝った順に好きな組み合わせを選んでもらいました。お家でおいしく食べられたでしょうか。次は6月23日。次は何が採れるかお楽しみに!