江戸東京野菜「高井戸半白節成キュウリ」

2018.05.28
地元由来の伝統の「江戸東京野菜」があるのをごぞんじですか?
杉並の高井戸あたりに伝わるきゅうりです。

この公園では、開園当初そのことをを知り農家さんから苗をいただき、とりあえず育ててみました。
きゅうりの半分が白くなるきゅうりがたくさんなりました。
名前を「高井戸半白きゅうり」と言います。

2年目には種を取って、種から育てようとしましたが、失敗してしまいました。
いただいた農家さんからは、伝統の希少種の野菜なのだからちゃんと育ててくださいとお叱りを受けました。

今年3年目に挑戦です。
きゅうりたちは今花が咲き始めました。
きゅうりは雌花のもとが太くなり身となり食しますが、
次世代に種を残していくには、
雄花の花粉を雌花に受粉させなくては種として子孫を残せません。
この伝統を次世代に続けるために、
13節−15節のところに咲いた雌花に雄花の花粉を受粉させます。
しかも早朝に。
こうやって、伝統が引き継がれていけばとスタッフ一同願っています。

この「高井戸半白節成きゅうり」は公園の中央東屋傍で見ることができます。ぜひ、ご覧になってください。